食費の平均っていくら?
ウチの食費は平均より高い…?
日々、何気なく食費としてお金を使っていますが、平均値との差を気にしている人は多いと思います。
しかし食費の平均を知って、一喜一憂することは、実はヤバい…
食費の平均を調べればたくさんデータが出てきますが、そこから、どうあなたの家計と食費について考えればいいのか?を教えてくれるものは少ないと思いませんか?
やれ、ポイ活をしろだの、まとめ買いしろだの、クレカ払いの方がいいだの…
食費をどうやって節約すればいいのかは、家庭によって大きく異なりますよ!
この記事では、
- 食費平均を安易に参考にしてはいけない理由
- 食費を左右する6要素
- 食費予算の立て方
- 食費を節約する時にやるべきこと
などをくわしく解説しています。
世の中の平均値なんかに惑わされずに、あなたはあなたの家計と食費にしっかり向き合える方法を知ってください!
食費平均を安易に参考にしてはいけない理由
食費平均…と一言で言っても、いろんな要素があります。
例えば、二人暮らしでも、
- 夫婦2人
- 女性の2人
- 母の子の2人
じゃ、”二人暮らし”と括っても全然食費が変わってきませんか?
都会と田舎じゃ、そもそも物価が全然違います。
「食費 平均」と調べても、せいぜい出てくるのは
- 世帯人数別の食費平均
- 年収別の食費平均
- 地方別の食費平均
ここ止まりです。
食費とは本来、いろんな要素が組み合わさって家庭ごとに変わってくるのに、こんな大まかな括りで本当に知りたい平均値が分かるわけがありません。
まず、収入と相対的に見ないと、支出の中での食費の割合が分からないですよね(-_-;)
大切なのは、世の中の平均を知ることではなく、
- 現在の収入と食費のバランスが合っているかを知ること
- 食費の予算に対して無駄遣いはないかを知ること
…というか、平均を調べても出てくるのってだいたい1年前の情報とかじゃないですか?
(1年間の集計でデータを出してたりしますよね)
1ヶ月ごとに食品が値上がりしてる2023年の日本で、1年前のデータなんかあてになるんでしょうか?
昨年の今頃と今現在では、かなりの食品の値段が上がってますよ(;’∀’)
食費平均よりも知るべき!食費を左右する6要素
食費平均なんかを知るよりも、あなたの家計と食費が見合っているかを考える方が大切です。
そこで知っていただきたいのが、食費を左右する6要素。
- 家族構成(人数や年齢)
- 食べる量
- 住んでいる地域
- 食の好み
- アレルギーの有無
- お弁当の有無
たとえば、同じ5人家族だったとしても、
- 都会と田舎ではそもそもの物価が違う
- アレルギーがあれば、安くても食べられない食材が出てくる
- 超偏食な子どもが居れば、値段だけで食材なんか選んでられない
- お弁当を作れば食費はかさむけど、お弁当を作らなければ食費以外で出費が必要になってくる(給食費や外でのランチ代など)
…いや、パッと挙げただけでも、これだけ変わってきますから(;’∀’)
世帯人数別で絞っても、その中でこれだけのデータが違ってくる可能性があるんですよ。
仮に、
- 世帯人数
- 住んでいる地域
- 家族の年齢
をしっかりデータ化している食費平均があれば、「世帯人数別」の食費平均よりは、あなたが知りたいデータが出てくるのではないでしょうか…
食費の平均に振り回されるとヤバい…
そもそも、食費平均を知ったところで何になるんですか?って話なんです。
食費が平均より高かろうが-稼働が、フードロスを出してたら最悪ですよ(;’∀’)
平均より低いからって、安心して無駄遣いしてたら意味ないですし、平均より高くても、家族の健康を考えたらその金額を保った方がいい場合もあります。
食費の平均を調べて一喜一憂するより、自分自身の家計に向き合う方がよっぽど大切ですし、あなたの家計にとって、節約効果がある!
食費平均を調べると出てくるエンゲル係数って何?
食費平均を調べると、たいていエンゲル係数がセットで出てくるかと思います。
エンゲル係数を簡単に説明すると、支出の中でどれだけ食べ物にお金を使っているかを表す数値です。
エンゲル係数の%が高いほど、生活水準が低いとされていますが、それは食費が生きていくために必要な出費なので、思い切った節約が難しいためです。
エンゲル係数の計算方法
エンゲル係数(%)=食料費÷消費支出×100
2021年の家計調査報告書(二人以上の世帯)によると、エンゲル係数は27.2%と公表されています。
参考:https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2021.pdf
食費平均ではなく、あなたの家計で食費予算を立てるなら
食費平均を見て、食費予算を考えるのではありません。
あなたは、家計全体を見る必要があります。
食費の目安が欲しい場合は、手取り収入の15%!これが目安です。
しかし、さっきも書きました6要素
- 家族構成(人数や年齢)
- 食べる量
- 住んでいる地域
- 食の好み
- アレルギーの有無
- お弁当の有無
ここもしっかりと加味して考える必要があります。
そして、食費の予算を考える時に基準を作るとするなら、家族が過度な我慢をしていないかどうかです。
- 子どもが常にお腹を空かせていないかどうか
- 質素なご飯故に、旦那が隠れてお菓子を買って、腹の足しにしていないかどうか(食費削ってても結局、余計なところでお金使ってたら意味ない)
- 安いのを理由に食材を購入して、家族が好きでもないものを毎日つまらなさそうに食べていないかどうか
など。
お金を無駄遣いしないことはもちろん大切ですが、食事は栄養やエネルギーを得るという意味だけでなく、楽しく食事をすることで心に栄養を補給する行為でもあります。
食費は日々の価格変動などで、影響が出やすい項目なので、ゆとりのある予算を考えることが大切です。
食費を節約したいのであれば、平均とか関係なくコレをやれ!
どうしても食費を節約したい場合は、この3つを意識しましょう。
- フードロスを出さない
- 適切な食事量
- 欲しいものを安くで購入する
特に、1つ目のフードロスを出さない、これは絶対条件です。
むしろ、食費節約なんて極論を言えば、フードロスを出さないことだけを頑張ればいいぐらい!
もちろん、他にも細かいことを言い出したら、いっぱい節約術はあるんですよ。
でも一気に食費節約をしようとすると絶対に疲れます!
そしてガマンすることも出てきます。
まずは、フードロスを出さなかったら合格!これを合言葉に食費節約をしましょう。
食費平均に惑わされず、あなたが家計と食費に向き合うことが大切
食費の平均を知ったところで、あなたの家計は変わりません。
大切なことは、食費が平均より高かろうと低かろうと、
- あなたや家族がストレスを抱えていないか?
- 我慢していないか?
- お腹を空かせていないか?
ということです。
今の収入に見合った食費を算出して、家計を見直していくことで、世間の意見や数値に振り回されずに生活できます。
たったそれだけのことなんです。
まず、食費予算を考えるなら、手取り収入の15%
↓
その金額を目安にしたうえで6つの要素を加味した、あなただけの食費予算を考えていく
たとえ食費が手取り収入の17%だったとしても、フードロスを出していなかったり、家族が満足にご飯を食べられているなら合格です!
(※もちろん、食べ過ぎは身体の毒なので、しっかり噛んで、ゆっくり食べることを意識して食事をしてくださいね)
食費平均を知るよりも収入や家族構成、ライフスタイルに合った食費予算を知ることで世の中とのギャップに振り回されることなく、生活できます。
さらに、どれだけ平均と自分の家計を見比べたとしても、平均が正解ではありません。
家計管理や節約にたった1つの正解がないからこそ、あなたはあなたらしく、節約の方法や家計管理術、今回であれば、食費の予算を学ぶべきです。
まずは、手取り収入15%を算出するところから始めましょう!
手取り収入20万円の15%…30,000円
手取り収入25万円の15%…37,500円
手取り収入30万円の15%…45,000円
手取り収入35万円の15%…52,500円